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  胃炎で悩むご婦人 

                         東興通信 2002年12月18日

年の暮れにもなれば、何かと会食の機会も多いのではないでしょうか。
 つい食べすぎ、飲みすぎで、胃もたれや胃痛を伴うこともあろうかと思います。これが慢性化しますと、粘膜の修復が追いつかず、やっかいな、胃や十二指腸潰瘍となってしまいます。
 何年か前に、50代の女性が胃の症状を訴えて来店されました。胸やけ、胃痛はもちろん、舌の苔も厚く、口臭も気になりました。胃酸過多は明らかでしたので、この方には「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」がぴったりでした。この方剤に含まれる、黄岑(おうごん)、黄連(おうれん)は、赤くただれた胃の炎症を改善し、人参、乾姜(かんきょう)は胃腸の虚を補いますので、証が合えば下痢にもよいのです。
 養生法としては、過食をつつしむことも大切ですが、ストレスもいけません。東洋医学では、ストレスがたまると気滞、気逆といって、胃腸の消化機能や経絡の流れを抑制すると考え、吐き気やげっぷなどの症状が現れます。
 漢方には副作用がほとんどないとはいっても、使い方を誤るとかえって具合を悪くすることがあります。専門店で早めにご相談ください。

■ 痔で悩む方に朗報です

                          東興通信 2002年11月20日

痔(じ)で悩む方にとってはつらい季節となってまいりました。痔は決して特別な病気ではありませんが、下(しも)の病気で他人には相談しづらいものです。
 今回そんな方にお勧めしたいのが生薬配合「レンシン」です。「レンシン」とは不思議な名前ですが、有効成分「蓮茎(れんけい)」の神がかった効き目から「蓮神」とつけられたようです。
 実際に効き目のほどは確かで、菅原道真により処方されて以来、1000年たった今も脈々と受け継がれ、知るひとぞ知る評判の商品です。
 神奈川県在住のTさんの話では「以前にも痔の手術をしたのですが、再発してしまい、全くうんざりしていた時にレンシンを知りました。だめでもともとという気持ちで買い求めてみましたが、1ヶ月続けるうちに手術しないで済むようになりました」と感謝しておられます。
 「レンシン」は痔核や痔裂、痔出血、特にいぼ痔といわれる外痔核には絶大な効き目があります。市販の痔の座薬や軟こうは一時的に症状を緩和しますが、体の中から根本的に治すものではありません。
 人知れず痔で悩む方には、人知れず治すことのできる飲み薬「レンシン」が本当にいいのです。

■ 皮膚のかゆみと戦いつづけた90代の男性

                           東興通信 2002年10月16日

老若男女を問わず皮膚炎に悩む方は多く、その症状もさまざまです。なかでも、この時期から冬場にかけて増えるのが、当然ながら乾燥性の皮膚のトラブルです。
 埼玉在住、90代の男性はお孫さんが付き添っての来店でした。もう何十年も皮膚のかゆみと闘ってこられた方で、病院にも長年通っていましたが、なかなか改善されない様子でした。
 この方には体質に合わせ、当帰飲子(とうきいんし)をお飲みいただいたところ、3ヶ月もするとかゆみは消え去り、もっと早く漢方と出合っていればともらしておられました。
 当帰飲子には当帰、芍薬など血を補うもの、肌を丈夫にする黄耆(おうぎ)などが入っており、乾燥性の皮膚炎に用いられます。ただし、炎症による皮膚の赤みがあまりひどくないのが条件の1つです。
 年を重ねると、造血機能が停滞し、潤いがなくなるのは自然ですが、当帰飲子を飲むことにより、体全体の血の巡りがよくなり、皮膚に張りと潤いが出て、内容成分の何首烏(かしゅう)の滋養強壮の働きにより元気を取り戻せます。部分的な治療も大切ですが、体質に合った漢方は体全体の調子を整え、健康に役立ちます。

 

■ "待望の赤ちゃん"おめでとう

                            東興通信 2002年9月18日

このところ、女性が一生の間に出産する子どもの数は約1.3人と少子化の傾向にあります。一方では、子どもを切望してやまない夫婦も多く、こんな方こそ漢方をお勧めしたいと常々思っておりました。
 30代の女性。検査では特別異常が見当たらないのですが、なかなか子宝に恵まれないでおりました。嫁の手前、一日も早くと期待しての来店でした。
 早速、この方には体質に合わせて当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)をお飲みいただいたところ、約6ヵ月したある日、少々興奮気味の声で「おかげさまで妊娠しました」との吉報をいただき、私にとっても嬉しい経験の1つになっております。
 不妊症の方に飲んでいただく漢方にはさまざまありますが、中でも当帰芍薬散がよく用いられます。この漢方の名の由来は配合生薬の当帰にあります。昔、中国で妻に愛想をつかした夫が家に寄り付かなくなり、思いあぐねた妻は人に教えられ、この薬草の根を煎じ、「恋しい夫よ、当(まさ)にわが家に帰るべし」と祈りながら飲み。その願いが叶えられたと伝えられています。
 また、流産を繰り返す人の中には虚症で冷え性という人が多く、こういった場合にもよいでしょう。漢方専門店にぜひご相談ください。

■ ぐっすり眠れたと満面の笑み

                            東興通信 2002年8月28日

この夏、連日の熱帯夜で寝苦しい夜を過ごされた方も多いのではないでしょうか。
 埼玉県在住の60代の女性。慢性的な不眠症でした。なるほど来店時には、大きなあくびを何度もされておりました。また、便秘の傾向があり、イライラ感もあるということでした。そこで、まずは柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)をお飲みいただきましたが、一向に改善されない様子。思いきって体質に合わせて変薬し、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)にしたところ、体調もよく、自然な睡眠がとれるようになったと満面の笑みで答えてくれました。
 両者の漢方は、いずれもガッチリとした実証タイプに用いられますが、桃核承気湯の場合、桂枝(けいし)、甘草(かんぞう)がこの処方の1つの骨格になっており、これらの生薬が気を下げ、イライラ、のぼせを取ります。
 西洋薬の睡眠薬は中枢神経に作用しますが、漢方にはそのような薬はありません。不眠症の特徴は心身のどこかにひずみが起こり、睡眠を妨げています。このひずみを是正し、自然な眠りを取り戻すのが漢方の効き方です。
 睡眠は心身の休息と疲労回復にとても重要です。お悩みの方は、ご相談ください。

■ 足のむくみがとれた50代の女性

                            東興通信 2002年7月17日

夏本番を前に、体調はいかがですか。
 暑さとともに水分の摂取が増え、むくみが気になりなじめた方、また、検査で異状が認められないのに、下半身のむくみやだるさでお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
 50代の女性。足にむくみと痛みを感じて困り果てておりました。この方に防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)をお飲みいただいたところ、徐々に快方に向かい、来店の際にはズボンをめくり上げて足が細くなったことを何度もお見せになるほどでした。
 この方剤の主である防已は湿を取り除く生薬で、鎮痛効果もあります。 黄耆もまた皮膚表面の湿を取り除き、多汗症を治すには欠かせない生薬です。
 漢方ではむくみを湿邪によるものと考え、食欲不振、頭重、痛みなどの症状の現れの1つととらえます。雨や曇りの日に症状が悪化するとすれば、湿邪によるものかもしれません。
 他に、ブドウの種子を含む商品などは好評を博しています。美容と健康を気づかう方に、必ずやお役立てていただけることでしょう。ぜひ、ご相談ください。
■ 鎮痛剤でも止まらなかった痛みが軽減

                            東興通信 2002年6月19日

アジサイが色濃くなってきました。関東地方も梅雨に入り、膝(ひざ)や腰の痛み、しびれを感じる方にとってはいやな季節です。
 練馬区在住の30代の男性は、夜間に足の痛みを強く訴え、じっとしていられない様子でした。それも刺すような痛みのようで、片方の足をかばっての歩行でした。
 そこで、この方に疎經活血湯(そけいかっけつとう)をお飲みいただいたところ、病院の鎮痛剤でも止まらなかった痛みが徐々に軽減。本人も私も胸を撫(な)で下ろす思いでした。
 疎經活血湯の薬味は17種類。血を補い、湿を取り、痛みを抑える処方構成になっています。痛みにはいろいろありますが、よく「針で刺すようだ」とか、「チクチクする」などといって来店される方がいらっしゃいますが、多くはなにかが神経細胞を圧迫し、痛みを発しているように思います。
 古書には、この処方を左足の痛みに用いると記されていますが、右足にも腰にも効果があり、関節痛、腰痛、筋肉痛にも用いられます。
 神経痛には、三叉(さんさ)、坐骨(ざこつ)、肋間(ろっかん)神経痛などさまざまで、発生部位によっても処方は異なります。ぜひ一度専門家にご相談ください。

■ 1ヶ月で眩暈が軽減した20代の男性

                           東興通信 2002年5月22日

一口にめまいと言っても、その訴えの内容はさまざまです。天井などがぐるぐる回る、回転性のもの、体がふらふらする、いわゆるふらつき、なんとなくフワーッと浮遊感を訴える方などです。
 漢方ではめまいを眩暈(げんうん)と言い、主として水毒、すなわち水の停滞によるものと考えます。
 20代の、パン屋さんで働く男性。やせ型で冷え性でした。若く、一見元気そうでしたが、胃腸虚弱な虚証タイプと判断し、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)をお飲みいただき、1ヶ月でめまいが軽減した経験があります。
 方剤は胃腸の働きをよくする半夏、白朮、茯苓(ぶくりょう)が主ですが、これらは水分停滞を除く力をもった生薬でもあり、これに天麻を加えたものです。天麻は「オニノヤガラ」の根茎ですが、この植物は風に当たっても揺れないことからめまいを治す薬とされたそうです。
 めまいの他に、低血圧、貧血、高血圧、頭痛などの症状、ことによっては女性で不定愁訴の1つとして訴える方もおられ、症状の根は深いようです。
 長く患っていらっしゃる方や、病院の治療でも効果の上がらない方も、ぜひ一度ご相談ください。

■ ストレスによる諸症状も漢方で快方へ

                           東興通信 2002年4月17日

入学シーズンとなりました。小学1年生の真新しいランドセル姿を見ていると、なんとも初々しく感じるものです。子どもにとって学校生活はすべてが初体験、戸惑いもあることでしょう。
 時に、こういった心の状態が下痢や便秘というように、おなかに大きく影響することがあります。漢方ではこれを「心身一如(いちじょ)」といって、心と体を表裏一体ととらえます。
 練馬区在住の小学生。過度のストレスから便秘になってしまい、ジンマシンにも苦しんでいました。漢方薬は小建中湯(しょうけんちゅうとう)を飲んでもらいましたが、便秘も解消し、ジンマシンも治まっています。
 小建中湯は桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)という処方に膠飴(こうい)というアメを加えたもので、甘く飲みやすくなっています。この膠飴や芍薬などが腸の緊張を緩め、便秘を改善します。また、下痢も止めますので、下痢と便秘を繰り返すという人には、大変重宝な方剤です。タイプとしては虚弱者向きで、他に冷え性、鼻血、頻尿、神経過敏などの症状を伴うことが多く夜尿症の人にも応用され。体質改善として長期に安心してお飲みいただけます。
 ストレスにさらされているのは、大人も同じです。このストレスに何らかの誘因が加わり、腸が過敏に動いてしまうケースを過敏性腸症候群と呼びますが、ここ数年、目立って増加しているように思います。
 漢方薬は病院の薬で効果が思わしくない人や、新薬の服用を避けたいという人に特にお勧めです。ぜひ一度、ご相談ください。

■ 虚弱な体質を改善するには漢方が一番

                            東興通信 2002年3月20日

いよいよ春本番ですね。季節感の豊かな田舎で育ったためでしょうか、心がうきうきしてしまいます。
 ですが、体調がすぐれなくてはそうも言っていられません。いつもなんとなくすっきりしない、疲れやすく、だるいという方がいらっしゃいます。話を聞いてみますと、風邪をよく引く、胃腸が弱い、扁桃(へんとう)炎を繰り返す、と言った症状があるようです。
 私は、こんな方こそ漢方をお勧めしたいと常々思っています。なぜなら、漢方には人参、黄耆(おうぎ)といった補剤と呼ばれる生薬がたくさんあり、虚証向きにもできているからです。
 埼玉県在住の七十代の女性は、月に何回となく体調を崩し、家に引きこもりの状態で娘さんに付き添われて来店されました。そこで、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)をお飲みいただいたところ、体も軽くなり、外食もできるようになったと家族も喜んでおられました。
 十全大補湯は十の生薬からなり、その内容は血を補う四つの生薬と、胃腸の働きを助ける四つの生薬に加え。黄耆と桂枝の入ったものです。血の巡りを改善し、胃腸を整えるのがポイントで完全に虚証向きと言えます。
 ほかに慢性病や術後、産後の体力低下、抗がん剤や放射線療法による副作用を軽減する目的で使われることもあります。若いから実証ということでもなく、スポーツマンでも十全大補湯の証にあてはまることもあり、虚・実の判断は専門家の見立てが大切になります。

■ 180近くまで上がっていた血圧が150で安定

                            東興通信 2002年2月20日

一年を通じて心臓病や高血圧に悩んでいる方にとっては、血圧が高めとなるこの時期の寒さは大敵です。
 原因のはっきりしない高血圧症を「本態性高血圧」と呼びますが、日本人の高血圧の90%がこれに当たります。自覚症状は、頭痛、肩凝り、ふらつき、不眠などさまざまで、自覚症状がない場合でも、糖尿病、高脂血症、肥満とともに“死の四重奏”と言われるほどですから、放っておくのは危険です。体をいたわって、早めにケアすることが大切です。
 三十代の男性。病院からの降圧剤を服用しているにもかかわらず、最高血圧が180近くまで上がっていました。この方に、大柴胡湯(だいさいことう)を飲んでいただいたところ。一ヶ月で頭痛やふらつきなどの症状がおさまり、最近は血圧も150前後で安定するようになりました。
 漢方薬は続けて用いることによって全身の調和をはかりますので、血圧が下がり過ぎる心配もありません。ただ、大柴胡湯は、小柴胡湯とともに柴胡湯の代表格の一つですが、筋骨たくましい体形の方に適しており、虚弱な方や軟便の方には不向きです。ほかに、どなたにでもお勧めできるものとして田七人参(でんしちにんじん)があります。田七は、古書に「一切の血病を治す」と記されているように、中国では昔から薬用人参の王様として珍重されています。ただ、販売されているものには、一から六等級まであって品質にも差がありますので、信頼できる薬局でご相談のうえお買い求め下さい。

生理不順、自律神経失調症、蓄膿症、膀胱炎、胃炎、冷え性、皮膚病、不妊症、更年期障害など

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