| ■ 全身のほてりとゾクゾク感
東興通信 2006年12月20日
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キリストの降誕を待ち望む待降節です。ある70代の男性からの相談です。
普段は特に冷え性や暑がりということではないのですが、昨年位から疲れやすく夜間になると全身にほてり感が出て来ると言います。また直後に今度はゾクゾクと冷えに襲われるのだ云います。よほど辛いとみえて繰り返し症状説明を受けました。漢方でいう往来寒熱の症状です。
早速体質体力に合った漢方薬を他の症状と合わせてお飲み頂きましたところ、1か月程で症状の程度が軽減したご様子で気持ちはもう他の症状に移っておりました。漢方薬は柴胡、芍薬、黄ごん、人参を配合した柴胡剤ですが他の四逆散や逍遥散と同様に精神的な抑鬱感やイライラと言った肝気鬱血(かんきうっけつ)の症状に用います。また黄ごんが加わることにより熱状を呈する症状にも対応するのです。傷寒論によるとこのような症状は少陽病期の熱状のひとつと記されています。
お困りの方はご相談ください。
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| ■ 待望の妊娠 おめでとう
東興通信 2006年11月15日
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新座市に住むある三十代の女性から不妊症の相談を受けました。
病院でもホルモン治療を受けておりましたが中々子供を授からずまたイライラや腰痛など生理前の症状にも悩まされておりました。
早速 基礎体温表を確認し漢方薬をお飲み頂きましたが、すぐには妊娠することなく数ヶ月が経過。そんなある日「実は報告が」と妊娠の知らせを伝えにご夫妻で来店してくださいました。赤ちゃんを切望していただけに喜びも一入でした。この方の場合は顔色からしても貧血体質であり、基礎体温は低めに推移。また高温期への立ち上がりが悪く、お血体質でもありましたので人参、牡丹皮、当帰などの配合が必要でした。
中医学では低温期(エストロゲン)は陰の時期、高温期(プロゲステロン)を陽と考えます。陰が不足していると良い排卵が望めません。また陽への切り替えが安定しなければ体温を維持することができず、受精卵も着床しません。漢方薬はこの陰陽のバランスをとってくれるのです。基礎体温から得られる情報は多く不妊でお悩みの方はご持参の上ご相談ください。
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| ■ 過敏性大腸炎と狭心症
東興通信 2006年10月18日
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収穫の季節を迎えております。
所沢市に住むある50代の女性の方ですが過敏性大腸炎の症状で来店されました。腹痛とまたお腹がゴロゴロとなり、水様性の下痢が続いていたために車などの長時間移動は不安があり、つい外室も億劫になると言います。また狭心症の症状もあり医者からは寒冷刺激による攣縮性のものだと云われ薬も手放せなくなっておりました。
早速症状と体質に合った漢方薬を調合し、お飲み頂いて一ヶ月目のご来店では、お腹の調子も良く、高速を使っての旅行も難なく過ごせたとご主人ともに喜んでおられました。漢方には乾姜や蜀椒(しょくしょう)、人参などが配合されておりお腹を温め、腸の水分代謝を改善させます。また消化管のみならずこの方の場合には狭心症にも良く働きました。
漢方薬の力の及ばないところは沢山ありますが、漢方薬の得意とする分野も幅広くあり、体内の寒熱の偏在が及ぼす病変には漢方薬はなくてはならないものと考えます。お困りの方はご相談ください。
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| ■ 胃と背中の痛み
東興通信 2006年9月20日
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秋の夜長をいかがお過ごしですか。
武蔵村山にお住まいのある20代の女性です。何軒もの病院をまわり、逆流性食道炎と診断されての来店でした。毎日下痢と胃痛、吐気などに苦しみ体重は二ヶ月で十キロも落ち大変でしたが、兎にも角にも背中の鈍痛が続き仕事が手につかないと云います。背部は確かに胃の辺りに症状を気功で確認。舌の苔は以外にもありませんでしたが、症状体質と気功で漢方薬を合わせ調合いたしました。
初めは胃腸の具合の改善にとどまりましたが、その後1か月を過ぎた頃から背中の痛みも消失し選薬に間違いはなかったものと確信致しました。漢方薬には半夏、黄連、生姜、乾姜などが含まれており、半夏、黄連が吐気や炎症を抑え、生姜は胃の動きを助けるためであり、乾姜による温保作用もお腹に良いのです。舌は有力な情報源ですがそれだけで漢方薬は決められず、あらゆる情報を総合的に捉えるのが漢方の難しさです。食欲の秋、胃腸の症状でお悩みの方はご相談ください。
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| ■ 胃がんを宣告された男性
東興通信 2006年8月16日
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暑い夏の盛りをいかがお過ごしですか。
当店をご利用頂いているあるご婦人のお父様(東京都荒川区在住)について先月相談を受けました。最近食欲が急に落ち、痩せてきたため検査を受けてみると、末期の胃がんであると告知されたと云います。またその他の症状としては胃からの出血によりヘモグロビンの値も下がりふらつきが強くあるといいます。高齢なうえに糖尿病や脳梗塞の既往歴もあり手の施しようもない状況であるといいます。
それから漢方薬をお飲み頂き三週間後の事です。検査数値が正常値に近づき体重も一キロ増え、また杖なしで歩行ができるまでに回復し周りを驚かせていると云います。血色も良くなったとご本人を伴って一家で報告にいらして下さいました。お渡しした漢方には人参、黄耆(おうぎ)が配合されており漢方の補気、補血作用により結果としてマクロファージを活性化、免疫力を上げるのです。漢方薬は万能ではありませんがなんとか癌を克服して欲しいと願うばかりです。
また夏は食欲が減退しがちです。体重が減ったからと云ってすぐに癌と決め付けるのでなく病院で検査を受け正しく診断して頂くことも大切です。
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| ■ 繰り返す口内炎
東興通信 2006年7月19日
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梅雨も終盤、いよいよ夏本番です。
東京都西東京市にお住まいのある40代の男性が厄介な口内炎を繰り返していました。仕事がハードな上とても気を遣う性格のようで家路につく頃には毎日くたくたになるそうです。患部は実熱証で口臭もありましたが、お腹は冷えて下痢しやすい体質です。
早速漢方薬をお飲み頂きましたところ効果てきめん。口内炎は治り、体調が良いと喜ばれました。調合した漢方薬の黄連、黄ごん(おうごん)は患部の熱を冷まし炎症を抑えます。さらに乾姜、人参といった温性の生薬は下痢気味の方にも良いのです。このように寒熱が錯綜しながらも適材適所に働くのは漢方の妙技と言えましょう。口内炎には色んなタイプがあり、アフタ性で粘膜の再生が追いつかないタイプや実熱の真赤な状態など一口に口内炎だからといって漢方が決まるわけではありません。むしろ一人ひとりの体質を反映していると考えるのが自然です。
口内炎は身体の不調のシグナルです。たかが口内炎と軽く考えずに専門店にご相談ください。
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| ■ パニック障害の女性
東興通信 2006年6月21日
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梅雨空に紫陽花の映える季節となりました。
あるご婦人から開口一番 パニック障害ということで相談を受けました。具体的にはコンサート会場やデパートなどの音や室温に敏感となり、何とも形容し難い気持ちに襲われると云います。他に伺うと手足に若干の冷えと動悸そして夜間にも恐怖に襲われると云うものでした。
早速漢方薬を調合しお飲み頂きましたところ、何ヶ月かして「今月は忙しくないので症状が出ていないわ」ということでしたが引き続きお飲み頂くと「終日会場に居ても楽でした」といってくれるまでになりました。漢方処方に組み込まれている茯苓(ぶくりょう)と白朮(びゃくじゅつ)は水分の偏在を調整してくれる薬徴があり、桂枝と甘草の組み合わせは桂枝甘草湯の処方にあるように動悸を鎮めてくれるのです。
一生薬だけで方剤を成すこともありますが、二味の生薬の組み合わせが大きな骨格をなすことは漢方の面白いところです。ただこれらの組み合わせは比較的活発なタイプに当てはまりますが、陰証と言われる新陳代謝の低下している方は処方が異なります。お悩みの方はご相談ください。
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| ■ 不安神経症と高血圧
東興通信 2006年5月17日
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スッキリしない天候が続いております。
練馬区在住の女性からのご相談です。四年前の出産以来、血圧が不安定で低いときもあれば高いときは上が150になることもあるといいます。また喉につまった感じがあり涙をこぼしながらこれからの健康不安を訴えておられました。早速 症状、体質に合った漢方薬を調合しましたところ、血圧は110から120台で安定し喉の違和感もなくなりました。最近は「漢方を飲むのもつい忘れてしまうほどです」と云っておられました。この漢方には厚朴(こうぼく)、茯苓(ぶくりょう)、蘇葉(そよう)などが含まれており塞がった気持ちを楽にしてくれます。喉の詰まりは咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)と云われ、あぶった肉片が引っ掛かっているような状態と古書金匱要略・婦人雑病篇に記されており、精神的な症状の一つと考えられています。
またドイツのJ.H.シュルツ博士により確立された自律神経訓練法は中国の"気功法"とも似ており、ご自宅で気軽にできる養生法として漢方薬と共にお薦めいたします。
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| ■ 身体の痛みと腹痛に悩む
東興通信 2006年4月19日
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色とりどりのチューリップが春を演出してくれています。
西武線沿線(東久留米市)にお住まいの方です。肩や腕、首筋を中心にしびれと痛みがあり、背中は寝ている時も重く痛いと言います。病院でMRIなどの検査は異常がなく痛み止めとビタミン剤を服用しておりましたが、一向に回復の兆しがないと眉をひそめておりました。更にはお腹も痛く不快な毎日で仕事も辞めてしまったというのです。早速漢方薬を調合し、初めは若干の改善でしたがそれでも漢方薬を飲み続けてくれました。暫くして仕事にも復帰。今は痛みもお腹の張りも消失し残業もこなせると言ってくれました。漢方薬は白朮(びゃくじゅつ)と茯苓(ぶくりょう)を組み合わせた処方に人参剤をお飲み頂きました。この白朮と茯苓の組み合わせは脾を補い湿を除く働きがあり、結果として痛みを和らげるのです。
東洋医学では気血水が過不足なく循環することで健康が維持されると考えますが、この方の場合は水滞が災いしていたのかもしれません。お悩みの方は是非ご相談ください。
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| ■アトピーと蕁麻疹に悩む
東興通信 2006年3月15日
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気象庁によると今年の桜は早咲きとか。
ある皮膚病の男性からの相談です。25年程前から首のかゆみに始まり手胸肘の内側を中心にアトピー性の皮膚炎。更には蕁麻疹にも悩まされており患部はみみず腫れを呈しており、ボコボコと盛上がりまた熱感もありました。症状が一目瞭然なだけにこちらも何とかせねばと必死です。初めはあまり症状に変化は診られませんでしたが、皮膚の黒ずみも薄くなり徐々にデコボコが減り髭剃り後もすっきりとした顔立ちになっていました。この方には複数の漢方薬が必要でした。皮膚の黒ずみは漢方でいうオ血症状であり牡丹皮が、また皮膚の盛上がりや朝の顔のむくみと熱感には蒼朮(そうじゅつ)、石膏といった生薬が働きます。
東洋医学では五行五臓において皮膚・大腸・鼻・肺が一連の関係にあり、腸内環境の改善の為に食生活を見直すことが皮膚病や鼻炎に大切な養生の一つです。お悩みの方は専門店にご相談ください。
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| ■ 味覚障害の男性
東興通信2006年2月15日
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こう寒いと春が待ち遠しいですね。
ある30代の男性から臭いがほとんど感じられないとの相談を受けました。病院にはすでに診てもらいCTなど検査もされたそうです。蓄膿症による鼻閉感、そしてストレスも強く味覚にも影響していたようですが、一向に改善の兆しもないまま三年が過ぎておりました。何とか嗅覚を取り戻して欲しいとの一心で体質に合った漢方薬を煎じ薬で調合いたしました。するとどうでしょう。「臭いの感じる時間が少しずつ長くなってきました」と電話を頂きました。滅入りがちな気持ちも前向きになり仕事も再開できたそうです。漢方薬は蓄膿症を考え枳実(きじつ)白止(びゃくし:止は草冠に訂正してください)などといった生薬を配合。また気鬱を改善するものもお飲みいただきました。
臭いを感じる仕組みは臭いの分子が鼻の嗅粘膜に付着し、その刺激がセンサーである嗅神経を通じて大脳中枢に送られ臭いを感じます。いくらかでも臭いを感じるならば回復の余地はあるものと考えます。お早めにご相談ください。
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| ■ 帯状疱疹の後遺症に悩む
東興通信2006年1月18日
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新年いかがお過ごしでしょうか。
何年か前のちょうど今時分あるご婦人(西東京在住)から神経痛の相談を受けました。
左脇腹に帯状疱疹を患い、それ以来神経に沿ってのチクチク感が抜けないと言います。早速 症状と体質に合わせた漢方薬をお飲み頂きましたところ、三年患った痛みが一ヵ月半程で改善し喜んでらっしゃいました。漢方薬には桂枝、茯苓(ぶくりょう)附子(ぶし)などを配合しており、体質としての冷え性やお風呂に入ると幾らか痛みが和らぐなどを考えてのことです。帯状疱疹は水疱瘡のウイルスが身体に潜んでいて、何かのきっかけで発症するものです。患部の色や水疱の張り具合などによって漢方薬は様々です。発症した方は免疫機能が落ちている証拠なので、無理をせず安静にし睡眠を充分にとることが大切です。
また皮疹が治った後にも痛みが残り、長期にわたり頑固な神経痛に悩まされている方には何といっても漢方薬がお薦めです。
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